寒い家、もうやめませんか? 断熱リノベーションで家計も健康も“ととのう”家に
肌寒くなり、そろそろストーブやこたつを出したくなる時期になってきました。
でも暖房器具を使っても部屋が暖まりにくかったり、暖房器具を止めてすぐ寒くなってしまうなら、家の断熱性能が低いのかもしれません。
電気代、燃料価格が上昇しているいま、暖房費用の節約につながる断熱リノベーションも検討してみませんか?
これまでイーコンセプトでは、断熱リノベーション「エコキューブ」をご紹介してきました。
「エコキューブ」は断熱性・気密性を高める断熱施工と次世代の換気装置を組み合わせたリノベーションで、室内の温度を一定に保ちながら新鮮な外気を取り入れ続けられることが特徴です。
そこで今回は、
- 部屋間の寒暖差の軽減
- 電気代の節約
- マンションで全室空調が叶う
というエコキューブの3つのメリットについてご紹介します。
目次
1.宮城・福島の家は寒さでヒートショックが起こりやすい!?
「ヒートショック」とは、急な気温の変化によって血圧が上下し、心筋梗塞や脳梗塞などの重大な疾患を引き起こすこと。
屋内でのヒートショックによる死亡者数は、じつは交通事故で亡くなる方より多いのではと言われているほど身近な疾患です。
たとえば、
- 冬に冷え切った浴室で熱い湯舟に浸かる
- 暖かいリビングから寒いトイレに行く
という状況で起きやすいと言われています。
実際に断熱住宅普及率と冬季死亡増加率の相関を調査すると、断熱性能の高い住宅が普及している豪雪地帯と比べて、比較的温暖な地域ほうが増加率が高いのだそう。
また弊社イーコンセプトのある宮城・福島も、お隣山形と比較すると約6%も増加率が高くなっており、住宅の断熱性能の差が伺えます。
このことからも、今の断熱性能を見直すことが突然の健康リスクに備えることに繋がります。
断熱性能向上については、引き続き次の章でご紹介します。
こちらの記事では、日本の住宅がどのくらい健康リスクのある家なのかもご紹介しておりますのでぜひご覧ください。
2. 断熱性能を上げてエアコン代節約へ
近年のウクライナ危機等による電気代高騰の対策として、国は「電気・ガス価格激変緩和対策事業」という電気代値引き政策を行っています。
2023年10月現在、同年12月使用分までが対象となっていますが、来年以降も継続するかどうかはわかりません。
こうした世界的な外的要因での電気代高騰はいつ起こるか読みにくいものですし、避けたくても避けられない大きな流れです。
そのため、いかに影響を受けにくい家づくりをするかが自分で対策できることになってきます。
家庭での電力消費量の3割を占めるのがエアコンと言われており、断熱性能を上げてエアコンを無駄使いしないことが電気代節約に繋がります。
断熱性能の指標として国が定めた「断熱等級」というものがあり、等級が高いほど断熱性能も高いことを示します。
断熱性能の高い住宅として、ZEH(ゼッチ、ゼロエネルギー住宅)基準と同じ性能の“断熱性能等級5”以上が目安となります。
エコキューブは断熱計算したうえで施工するため、断熱性能等級5を叶えられ、年間の冷暖房費が約10万円節約できるという試算があります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
3. マンションの「エアコン付けられない部屋問題」も解決!
上記のように、中古住宅の断熱性能を高められる点がエコキューブのメリットです。
ですが個人的に隠れた1番のメリットとしては、古いマンションにありがちな「エアコンが付けられない部屋問題」を解決できる点だと思っています。
エアコンが全室に必須とされていなかった頃に建てられたマンションでは、エアコンのドレンホースを通す穴がなかったり、室外機を置く場所がないことでエアコンを付けられない部屋があることも。
でもエコキューブなら、たとえばLDKに高性能換気装置(空調と換気装置が一体化したもの)を設置し、各部屋とダクトで繋げることで、適温になった空気を各部屋に届けることができちゃいます!
もしエコキューブを施行すれば、
- 寝室が寒くて夜中に目覚める
- こどもが寒い部屋で勉強していて、体調が心配
というお悩みが解消でき、冬も安心して過ごすことができます。
正確にはマンションによって構造が異なるため、この施工方法が可能かどうかは現地調査を行ったうえでご提案することになりますが、希望が見えるだけでも大変画期的なものだと考えています。
こちらの記事では、エコキューブの施工内容について詳しく解説しています。
4. 実際エコキューブの家ってどんな感じ?
ここまでご覧いただいて、エコキューブの性能や施工内容はわかったという皆様。
エコキューブを導入した家はどんな感じか気になりませんか?
ここで実際にエコキューブを導入した物件に行った際のレポートをご紹介します。
仙台市青葉区にある築27年3LDKのマンションで、真冬の1月に訪問しました。
内装貼り替え、設備入れ替えなどの通常のリノベーションのほか、エコキューブの仕組みである
- 内窓(樹脂製サッシ)
- 熱交換式システム
- 高効率エアコン
を施していました。
結論から言えば、通常の断熱対策を行っていないマンションと比較すると暖かく、特に頭から足元まで均一に暖かさを感じたのが特徴的でした。
しかも暖房器具はLDKのエアコン1台のみということに驚きました。
エコキューブは施工方法が大きく2つあり、こちらの記事では施工方法についても解説しているのでぜひご確認ください。
まとめ
以上、断熱性リフォーム「エコキューブ」の
- 部屋間の寒暖差の軽減
- マンションで全室空調が叶う
- 電気代の節約
という3つのメリットについてご紹介しました。
リノベーション工事は一気に費用がかかるため、なかなか手が出ないと思われがちです。
ですが断熱性能の低い家で過ごしていて、電気代や燃料費の高騰(しかも今後どれだけ変動するかわからない)によって毎月の家計が圧迫されるのは、同じくらいかそれ以上に厳しいことだと思います。
まして電気代を気にして過ごして体調を崩した場合、医療費という余分な出費にもなりかねません。
長い目でみて、家計も家族の健康も安心できる生活にするために、ぜひ断熱リフォームを検討してみてください。
弊社イーコンセプトは、宮城・福島エリアでエコキューブの施工を行っております。
まずはお気軽にご相談ください。