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省エネ住宅でヒートショック対策

省エネ住宅は「健康」のカギ ヒートショックを防ぐ冬でもあたたかい家づくり

皆さんは冬の時期に家で過ごしているとき、「寒い」と感じることはありますか?
リビングは暖かくても洗面脱衣所や浴室が寒かったり、寝室が寒くて寝起きがつらいという声をよく耳にします。

実はそれって急な血圧の変化などが起こり、体に大きな負担がかかっているのです。
そんな家に住んでて良いのか日本!…ということで、今回は「家の室温と健康」について解説していきます。

日本の住宅の9割は健康リスクのある家!?

WHO(世界保健機関)は、持続可能な開発目標SDGs のGoal3(健康)とGoal11 (まちづくり)の達成のために、「冬季室温18℃以上(小児・高齢者にはより暖かく)」を強く勧告、「新築、改修時の断熱」を条件付き勧告としています。

また英国保健省イングランド公衆衛生庁は、「冬季室温18℃を下回ると、血圧上昇・循環器系疾患の恐れ、呼吸器系疾患に対する抵抗力低下などの健康リスクがある」としています。

ところが日本の住宅約2000世帯を対象とした調査では、居間・寝室・脱衣所で計測した一日の最低気温の結果が下記のようになりました。

  • 《居間・在宅中》平均値12.3℃/18℃以下の住宅が92%
  • 《寝室・就寝中》平均値11.0℃/18℃以下の住宅が95%
  • 《脱衣所・在宅中》平均値10.2℃/18℃以下の住宅が96%

つまり、約9割の家が18℃を上回らない健康リスクのある家ということです。

高齢者は特にヒートショックのおそれあり

気温に関わる健康リスクとして有名なのは「ヒートショック」です。ヒートショックは気温の急な変化によって血圧が上下し、心臓や血管の疾患が起こることで、心筋梗塞や脳梗塞などの命にかかわる病気を引き起こします。

消費者庁は、65歳以上の高齢者の「不慮の溺死および溺水」による死亡者、および家や居住施設の浴槽に置ける溺水による死亡者数が、2011年以降は「交通事故」における死亡者数を上回っていることを挙げ、冬季の入浴中の事故に対して注意喚起をしています。

2019年1年間のデータでは、「交通事故」の2,508人に対し、「家および居住施設の浴槽における死亡者数」が4,900人と約2倍にのぼっています。また、その中でも特に1~4月の冬季に多く発生していることがわかっています。この結果は結構驚きではないでしょうか。

ここで、「ヒートショックが起きやすいのは寒い地域のことでは?」と思うかもしれません。

しかし、断熱住宅普及率と冬季死亡増加率の相関を調査すると、断熱性能の良い省エネ住宅が普及している北海道・青森・秋田・長野よりも、栃木・山梨・愛媛・三重などのほうが、冬季死亡率が最大15%も高くなっています。

弊社のある宮城・福島も、お隣山形と比べると冬季死亡率が約6%高くなっており、日本海側との家づくりの差があることがわかります。

つまり、日本では豪雪地帯や寒冷地以外の地域もそこそこ寒く、しっかりした断熱性能の家じゃないと健康リスクがあるということです。

冬でも暖かい家を手に入れる方法

しかし、すでに持ち家に住んでいる方が「冬でも18℃以上の暖かい家になるように改善したい」と思っても、何から手を付けていいの?という疑問が浮かぶのではないでしょうか。

そこでおすすめするのが、省エネリフォームの「エコキューブ」です。

エコキューブは、内窓の設置・断熱材の交換・室温が変わりにくい24時間換気システムの導入を組み合わせたリフォームです。詳しくはこちらの記事もご覧ください。
「真冬もエアコン一台で快適!『エコキューブ』で叶えるエコで快適なマンション暮らし」

それだけでは一般的なリフォームと同様ですが、エコキューブでは工事前に一戸ごとに温熱計算を行い、適切な工事内容を決定する点が特徴的です。

もし現地調査と温熱計算を行って、既に使われている断熱材が適切ということがわかれば、断熱材の交換はせずに他の工事のみで完結します。だから無駄なく、暖かい住まいを手に入れることができます。

2023年現在、エコキューブは全国に広まり始めたばかりなのでまだ事例などは少ないですが、エコキューブFC本部のグループ会社「株式会社インテリックス」では、エコキューブを導入した中古物件の販売を行っています。

仙台エリアでも件数が増えているので、エコキューブが気になる方は一度ご見学されてみてはいかがでしょうか。

実際に弊社イーコンセプトのスタッフが見学した際のレポートもぜひご覧ください。
「話題の省エネリノベーション『エコキューブ』の家に行ってみた」

イーコンセプトでは、お客様のお住まい(マンション・戸建)にエコキューブを導入する工事のご相談や、エコキューブ導入済み物件のご紹介を行っております。

宮城・福島にお住まいの方はお気軽にご相談ください。

参考文献:
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_042/
https://www.jsbc.or.jp/document/files/230214_event_doc.pdf
https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/content/001323205.pdf
http://www.kokumin-kaigi.jp/thinkhealth/thth/longevity.html