住宅ローンの事前審査!物件探し中にするとメリットたくさん
マイホームを購入する際、ほとんどの方が利用する住宅ローン。利用するには「事前審査」と「本審査」の2つの審査を通過する必要があります。
不動産会社につとめて多くのお客様を見ていると、大体の方が「買いたい物件が見つかった後に事前審査しよう」と考えているのですが、じつは物件探し中に住宅ローンの事前審査したほうがメリットが多いということはご存じでしたか?
そこで今回の記事では、いま物件探し中の方に向けて住宅ローン審査の基礎知識とおすすめのタイミングについてご紹介していきます。
はじめての方でも分かりやすく解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
住宅ローンの事前審査とは?
住宅ローンは、長期間にわたりローン返済をしていくことになりますが、その金額は数千万円と高額になることがほとんどです。そのため、金融機関がおこなう「事前審査」と「本審査」、2種類の審査を通過しなければ住宅ローンを借りることができないのです。
そのなかでも最初におこなう事前審査は、年収やローンの利用状況、物件価格や希望する借入金と返済期間など、さまざまな情報から契約者の返済能力や信用力が審査されます。
事前審査を通過すれば本審査を受けることができますが、その金融機関で、必ずしも本審査を受けなくてはならない、住宅ローンを組まなければならないというルールはありません。そのため、審査に落ちた場合や想定していた内容と違っていたなどの場合を考えて、複数の金融機関で事前審査を申し込む方も多いです。
事前審査はどれくらい時間がかかるの?
事前審査と本審査では審査項目や審査にかかる期間が異なりますが、事前審査を行うことで、住宅ローンを利用することが可能かどうか、売買契約を交わす前に確認を行うことができます。
事前審査では、契約者の収入や職業など、自己申告によって審査が行われ、ネット銀行など早ければ即日で結果が出る場合もあれば、金融機関や申込み内容によっては1週間程度時間がかかる場合もあります。
物件を決める前に事前審査をするメリット
住宅ローンの事前審査は、物件を決める前に実施しておくのがおすすめです。
理由は、以下のようなメリットがあるためです。
- 住宅ローンの借入可能額が分かる
- ローン返済額によって資金計画が立てやすい
- 住宅購入をスムーズにすすめられる
住宅ローンの借入可能額が分かる
住宅ローンの借入可能額は、事前審査で目安の金額が算出されるため、購入する物件の予算を把握でき、物件探しも効率よく進められます。借入可能額が分からずに物件を探してしまうと、気になる物件があっても予算が足りずに断念せざるを得ないという結果にもなりかねません。チラシやネットなどで探したり、実際に内見したりするのに費やした時間が無駄になってしまうことを防ぐことができるのも、事前審査のメリットといえます。
ローン返済額によって資金計画が立てやすい
また、借入可能額だけでなく、ローン返済額の目安が分かることで、将来の資金計画が立てやすいといったメリットもあります。不動産会社に相談する前に事前審査を行うことで、自分たちの意思で資金計画を立てることが可能になります。
住宅購入をスムーズにすすめられる
事前審査によってある程度の条件をクリアしていることで、住宅ローンを本格的に組む際においても、不動産会社や金融機関との話がスムーズに進みやすくなります。なかには自営業者や転職したばかりの方など、収入が多くても実際に住宅ローンをいくら借りることができるのか、自分たちでは判断できないという方もいるかもしれません。そんな状況であっても、あらかじめ事前審査を受けることで、安心して物件探しをスタートさせることができます。
まとめ
今回は、住宅ローン審査の基礎知識とおすすめのタイミングについて紹介してきました。
- 住宅ローンの借入可能額が分かる
- ローン返済額によって資金計画が立てやすい
- 住宅購入をスムーズにすすめられる
以上のメリットから住宅ローンの事前審査は物件を決める前に実施するのがおすすめです。
それでも事前審査が不安という方は、以下の記事で流れや注意点も詳しく解説しているので合わせてご覧ください。