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宮城・仙台のマンション売却<不動産市場の相場を知ると高く売れる!?>

マンション売却を検討している人のほとんどは「できるだけ高値で売却をしたい」と考えているのではないでしょうか。
マンションを売却する方法は、「不動産会社に仲介してもらい買い手を探す」と「直接不動産会社に買い取ってもらう」の2パターン存在しますが、どちらの方法を選択する場合でも売却相場を知ることが大切になってきます。理由は、相場を知ることで買主との価格交渉を有利に進めることができるようになるためです。

今回は、宮城県内の不動産市場の動向や仙台市を中心としたマンションの売却価格の相場を比較していきます。

すぐに売却を考えている人はもちろん、情報収集をしたいとお考え中の方にも参考になると思いますのでぜひ最後までご覧ください。

宮城県の不動産市場の動向

宮城県は東北地方にしては積雪量が少なく、夏も比較的過ごしやすいのが特徴です。とくに仙台市は47都道府県の中で、気温30℃以上の真夏日と気温0℃未満の真冬日の合計が最も少なく、非常に暮らしやすいエリアです。また、交通の利便性が良く、企業や学校なども多いため東北じゅうから人が集まる人気の地域となっています。
こうした、需要の高さは不動産の価格にも反映されており、宮城県の住宅地価格は9年間で25%も上昇しています。

出典:国土交通省(地価公示)

仙台市のマンション売却査定相場

仙台市は宮城県の県庁所在地であり、東北地方で唯一の政令指定都市です。古くから城下町として有名で、人が集まる地域でしたが、現在でも東北地方の中心地として栄えており、通勤や通学の利用者が多く入りこむエリアです。
仙台市全体のマンション平均売却価格は1,768万円で、宮城県内の他のエリアよりも明らかに高い価格となっています。また、中古マンションのみの価格相場も上昇しており、売買数も大幅に増加してきました。中古マンションの相場を引き上げている要因として、専有面積が広い築浅物件に人気が集まっていることがあげられます。
仙台市は住環境に恵まれているため、ファミリー層やリタイア層にも人気があり、東日本大震災の復興需要の高まりで投資物件としての価値も上がっています。

青葉区のマンション売却査定相場

仙台市の中心、青葉区は総人口約30万人が暮らすエリアです。企業や大学などが多く集まっているため、昼間は通勤通学者などにより人口が10万人も増加すると言われています。
また、新幹線や東北本線、仙石線、地下鉄が利用できるうえ、東北自動車道の仙台宮城インターチェンジも備わっていることから、通いやすく利便性に恵まれている地域です。
青葉区のマンション平均売却価格は1,972万円で、仙台市を構成する他の4区よりも高額であり、中古マンションの取引も活発に行われています。

宮城野区のマンション売却査定相場

宮城野区は、仙台市の北東部に位置しており、市内中心部から仙台港まで広がるエリアです。仙台港には、「仙台うみの杜水族館」や「三井アウトレットパーク仙台港」などがあり、市内外から観光客・買い物客が集まります。また、プロ野球チーム・東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地「楽天生命パーク宮城」があるのも宮城野区です。
宮城野区のマンション平均売却価格は1,967万円です。中古マンション市場では、築40年以内の古い物件が減少し、築3年未満の物件が増加しているため、高値で取引されているのが特徴です。

太白区のマンション売却査定相場

太白区は、名取川に沿って東西に長く伸びています。東部は仙台平野の一角を成しており、西部は山がちな地形となっています。「富沢遺跡」や「郡山遺跡等」などもあり、仙台市内の4割を超える埋蔵文化財が残っているのも太白区の特徴です。JR長町駅を中心に宅地化も進んでおり、歴史と都市基盤が共存する街となっています。
太白区のマンション平均売却額は1,784万円で、商業施設の集まる長町地区を中心に築浅のマンション需要が高まっています。

泉区のマンション売却査定相場

泉区は、政令指定都市になるまえから人口が多かったエリアで、現在は仙台市の副都心的な存在です。地下鉄を利用できることはもちろん、ショッピングセンターや遊興施設に恵まれているため、生活しやすく、ベッドタウンとしての機能も果たしています。
泉区のマンション平均売却価格は1,644万円です。とくに、駅に近い泉中央近辺のマンションはとても人気があり、価格もほかのエリアを圧倒しています。

若林区のマンション売却査定相場

若林区は、仙台市の南東部に位置する街で、都市部が広がる西側エリアと田園地帯を有する東側エリアに分かれています。古くから工業や流通の拠点として栄え、今も仙台市中央卸売市場がある地域です。地下鉄東西線の開通以降は新興住宅地や商業施設、ライブハウスなど、も多く建設され、居住地としての需要も高まりつつあります。
若林区のマンション平均売却額は1,472万円で、仙台市の中だと最安値です。しかし、区内に大きな山地などがないため人口密度が高く、地価(土地の価格)は青葉区に次いで市内2番目の高さとなっています。

まとめ

上記を比較すると、青葉区の平均売却額が最も高く1,972万円で、続いて、宮城野区、太白区、泉区、若林区と順に価格が低くなっていることが分かります。マンションの取引件数も青葉区が一番多く、そのほかの区はほぼ横ばいとなっています。
現在は青葉区が最も平均相場が高い状態ですが、仙台駅や東北本線の通る宮城野区周辺はIT企業が集中しつつあり、経済成長が見込まれます。また、今後、他の地域もさらなる開発が進み価格が高騰する可能性もあります。

仙台市で不動産売却を検討している方は、こういった市場の相場や今後の動向などを鑑みて慎重に検討することをおすすめします。

地元仙台の不動産会社であるイーコンセプトでは、お客様が納得できる価格で不動産売却できるよう、周辺の取引・成約価格を調べ、相場の判断を共有しながら売却活動を進めていきます。「仙台で不動産を売りたい」とお考えの方は、ぜひご相談ください。