BLOGブログ

持ち家向きの人とは

家って買うべき?持ち家に向いている人とは

私たちが来店されたお客様に住宅購入のきっかけをお伺いすると、結婚・出産・お子様の進学・退職後の住まいとして…など、ライフステージの節目で住まいについて考える方が多いようです。

ですが住宅購入を検討している方の中には、本当に買うべきか迷っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、どんな人が持ち家に向いているのか、そして購入するタイミングによって変わることについてご紹介します。

まずは持ち家のメリット・デメリットを整理してみましょう。

持ち家のメリット・デメリット

メリット

1.住宅ローンを完済したら、その後は毎月の住居費を抑えることができる
2.住宅ローン契約時に団体信用生命保険に加入する場合、契約者が亡くなった際には住宅ローンの残高がゼロになる
3.注文住宅等では、好みの間取り・デザイン・設備を選ぶことができる
4.建物の修繕や改修を自由に行うことができる
5.将来的に売る、貸すことができる……など

デメリット

1.住宅ローンの返済義務が発生する
2.建物の修繕費等は全額自己負担となる
3.固定資産税の支払いが発生する
4. 引っ越しが容易ではなくなる……など

これらをまとめると、下記のような方は持ち家に向いていると言えます。

持ち家に向いているのはこんな人

1.今後しばらくは安定した生活が見込める方

賃貸と比べて持ち家は気軽に引っ越しにくいものです。そのため住宅購入においては、勤務先が安定していたり転勤でも単身赴任できるなど、家族の誰かがその場所に長く住めることが必要とされます。

反対に、勤務先がよく変わる方や子どもの進路に合わせて引っ越したい方などは、身軽な賃貸のほうが向いているでしょう。

また資金面では、購入後も安定した収入を得られるかが重要です。特に住宅ローンを利用する場合は、勤務形態や勤務年数、収入額が審査結果に関わります。公務員・正社員や事業が安定している経営者・個人事業主の方であれば、審査を通過する確率が高いです。

収入額自体は、若い方ほどあまりハードルにはなりません。だからといって借りられるだけ借りるのではなく、“毎月いくらなら返せるか”を重視して無理のない返済計画を立てましょう。

全額自己資金で購入する場合も、将来のライフイベントを想定して手元に残すべき金額を把握したうえで購入費を考えましょう。背伸びしすぎない物件選びを心がければ、資金面の不安を軽減することができます。

2.好みの住まいで過ごしたい方

賃貸住宅は万人に好まれる間取りとデザインが多く、住人は“住まいに合わせた暮らし”を送ることになるため、人によっては無意識に小さな不満を重ねながら生活しているかもしれません。

そんな方が家族構成やライフスタイルに合った間取りやデザインの住まいを購入できれば、ストレスなく過ごすことができます。

持ち家でも賃貸でも住居費がかかるのは同じことです。それであれば「自分の満足感が得られる住まいで暮らしたい」と思う方は、思い切って住まいを買ってしまったほうが楽しい毎日を送れるでしょう。

3.資産を持ちたい方

賃貸と大きく異なるのは、持ち家は自分の資産になることです。将来的に売ることや貸すことができるほか、住宅ローンを完済すれば毎月の支出が少なくなるため、定年退職後の生活費の軽減に繋がります。

また、将来的にお子様などに相続することになれば、引き継いだ方にとって住んでも良し・売っても良しという資産を残せるというメリットがあります。

……以上3つの項目のなかでご自身に当てはまるものはあるでしょうか。
住宅購入においては特に1で挙げた「今後しばらくは安定した生活が見込めるか」が重要なポイントです。1を読んで特に問題がなさそうであれば、購入に踏み切っても大きな後悔をすることは少ないかと思います。

そうなると、「持ち家はほしいけれど、まだ収入が少ないからある程度安定してから買おう」と思い、購入を先送りにする方もいらっしゃるかもしれません。しかし、住宅購入は人生のどのタイミングで買うかも影響します。

購入するタイミングも重要

住宅購入をなんとなく先送りにしていると、いざ購入するときに住宅ローンの借入条件が厳しくなる可能性があります。

具体的には、年齢を重ねるほど借入上限額が制限されたり保証料が高くなることが考えられます。なぜなら融資する金融機関の立場からすると、「借りる方が年齢を重ねていること=収入減少や健康を損なう可能性が高く、返済が困難になるリスクがある」と捉えるからです。そのため、いずれは住宅ローンを利用して住まいを買いたいとお考えの方は、できるだけ若いときに購入できるように想定しておきましょう。

現金購入の場合は、人生のどのタイミングで買っても直接的な影響はありませんが、住まいを買って終わりではなく定年退職後の生活まで見据えた資産形成が必要になります。

いずれにしても、若いうちからライフプランを考えて準備しておくことが重要です。

まとめ

住宅購入は人生の中でも大きな決断となりますが、定住できることと安定した収入がある方であれば、購入しても後悔しにくいことがご理解いただけたと思います。

大切なのは、住宅購入を考えたときに何が不安なのかを知ることと、不安を減らす方法を知るということです。

もし購入後に生活状況が変わることをリスクに感じるなら、人生のどのタイミングでどこで生活していきたいかを家族で話し合ってみましょう。あわせて将来的に売却することを見据えた物件を選ぶと、不安が軽減できるのではないでしょうか。また、住宅ローンの返済に対する不安であれば、将来のライフプランを描いたうえで無理のない返済計画を立てて、それに見合った物件を購入すると、返済に追われて生活が苦しくなるリスクは軽減できるでしょう。

とはいえライフプランを自分で考えるのはなかなか難しいものですので、ここは不動産のプロである私たちをご活用ください。

イーコンセプトにご相談いただく際には、お客様のご希望や状況をヒアリングし、「いつ・どんな・いくらの住まいを購入するのが最適か」をご提案いたします。たとえば将来的に売却する場合には資産価値が下がりにくい物件をお伝えしたり、お客様のご状況によっては買わないほうが適しているのでは?とお伝えすることもあります。宮城・福島ならではの生活スタイルをふまえてアドバイスいたしますので、地元の方はもちろん、遠方からお越しの方にも具体的にイメージしていただけるかと思います。

今後の住まいについて考え始めた方はぜひ事前相談からお任せください。

関連記事
住宅ローン審査についてはこちらの記事でも詳しくご紹介しております。
→「事前審査はちょっと待って!ローン審査に通過するためのポイント

住宅を買う