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宅配ボックスが分譲マンションの標準装備に…!? 荷物受取ストレスが少ないマンション選びのコツ

みなさんは家に届く荷物の中で、どれくらい再配達を利用されていますか?
家族の在宅時間が短い世帯だと、「宅配ボックスがある所に住みたい」と考える方もいらっしゃると思います。

トラック運転手などの働き方改革により、物流が滞ると言われている「2024年問題」が迫る中、国も宅配ボックスを置きやすい環境を整えようとしています。

宅配ボックス標準装備のマンションが主流になる?

大和ライフネクストが自社管理する分譲マンションの宅配ボックス設置率を調査した結果、「築20年以下」のマンションであれば、99%以上に宅配ボックスが設置されているとのこと。

一方で建築年が古いマンションほど設置率が低く、「築26年以上」になると20%を下回っています
中古マンションを購入したいと考えている人にとっては、残念な結果だと思います。

一般的に分譲マンションに宅配ボックスを後付けする際には、まず管理組合(住民の組合)の総会で決議を取らなくてはなりません。

総会決議は

  • 出席者の過半数の賛成を求める「普通決議」
  • 重要な議案を決める際に4分の3の賛成が必要な「特別決議」

の2つに分かれているのですが、各マンションの管理規約の参考となる「標準管理規約」には、今まで宅配ボックスの設置に関してどちらの決議が必要か明記されていませんでした。

そのため、もし特別決議として扱われた場合には4分の3の賛成が必要となり、設置のハードルが高くなる可能性がありました。

特に在宅時間の長い高齢者が多いマンション(建築年の古いマンションほどその可能性は高い)では、「そもそも使わない」という方が多く、多数決で否決されてしまうこともあったようです。

これを受けて国交省は標準管理規約を改正し、宅配ボックスの設置可否についての議題は「普通決議」で良しとする見込みです。

総会出席者の過半数でOKとなるため、ハードルが下がった形ですね。 取りまとめは2023年度中を目指しているとのことで、これから各マンションで議論が活発になっていくのではないでしょうか。

荷物が受け取りやすいマンション選びのポイント

上記のように、今後は宅配ボックスが設置されたマンションが増えていくことが予想されます。
不動産会社である私たちとしても、お客様が中古マンションを探されている際に、「このマンション、宅配ボックスないのか~」とがっかりすることが少なくなってほしいなと願っています。

ただし、せっかく宅配ボックスがあっても、マンションの戸数と入れられるボックス数が見合わないと満杯で使用できないこともあるようです。
ボックス数の目安は戸数の20~30%。100戸を超えるマンションでは、少なくとも20ボックス以上ないと利用しにくい可能性があります。
マンション内覧の際には注目してみてください。

また、万が一ボックス数が少なそう・・・と思った際に補助として使いたいのが、街に設置されている受取ポストです。
駅やスーパー、ドラッグストアなどに設置されており、最近ますます見かけることが増えてきました。

受取ポストの代表例を挙げてみます。

PUDOステーション:駅などに設置されており、ヤマト運輸、佐川急便、日本郵政からの荷物を受け取ることができる。/設置場所はこちら

Amazon ロッカー:商品注文時に受け取りスポットを選択。スマホのBluetoothでロッカーに接続して受け取ることができる。/設置場所はこちら

このような施設が近くにあるかチェックしつつマンションを探すことで、実際に住み始めてからも荷物受取でストレスを感じることなく生活できると思います。
ぜひ、物件探しの際の参考にしてみてくださいね。

弊社仙台店の物件サイトでは、「宅配ボックス有のマンション」も掲載しております
下記リンク先よりご覧ください。