BLOGブログ

住宅ローンの審査、落ちた人に見て欲しい!理由と対策

住宅ローンを借りるには、⾦融機関が定める利⽤条件を満たしたうえで、審査に通る必要があります。

SUUMOなどを運営している株式会社リクルートの調査によると、初めての住宅ローンで事前審査を受けたときに、すべてもしくは一部の金融機関で審査落ちをしてしまった人は全体の14.3%。10人に1人以上が、すくなくともひとつの金融機関から「融資はできない」と判断されているという結果が出ています。

この結果からも分かるように住宅ローンの審査に落ちてしまうことは、さほど珍しいことではありません。一度落ちても、通らなかった理由を理解し対策をとることで他で審査が通る可能性だってあります。

そこで今回は、住宅ローン審査に落ちてしまう理由とその対策についてご紹介していきます。

事前審査の基準と落とされる理由

なぜ、住宅ローンの事前審査で落とされてしまうのでしょうか?
じつは、国土交通省が金融機関に対して「住宅ローンの審査で考慮する項目」についてのアンケートを実施しています。以下はそのアンケート結果になります。

融資を行う際に考慮する項目

※国土交通省「令和元年度民間住宅ローンの実態に関する調査結果報告書」より

1位が完済時年齢となっており、ほとんどの金融機関では80歳未満で完済できるかどうかが基準となっています。借入時の年齢よりも完済時の年齢が審査基準において大事だということが分かります。

次いで多かったのは、健康状態です。住宅ローンを借りる際には団体信用生命保険に加入することを必須としている金融機関がほとんどなので、加入できないことにはそもそもローンを借りられないということになります。

全体を通して見ると、3位の担保評価以外はその人個人に関することがほとんどです。

事前審査に向けての対策

次に、事前審査に向けての対策を挙げていきます。

融資を行う際に考慮する項目
① 返済額や返済期間を見直す
② 頭金をできるだけ準備する
③ ペアローンや親子リレーも検討する

① 返済額や返済期間を見直す

事前審査の直前準備として、自分で返済額や返済期間をもう一度よく精査してみることをおすすめします。
無理な返済計画では金融機関に避けられてしまいます。果たして完済が望めるかどうか、今一度よく考えてみることも必要です。場合によっては、物件をもう少し安価なものにした方が良いかもしれません。
また、返済期間についても同様です。長期間のローンを望むからといって、返済時年齢が定年を迎える65歳を超えると、審査を通るのが難しくなりますので、考慮に入れておきましょう。

② 頭金をできるだけ準備する

返済額を減らすためには、頭金をなるべく多く用意することも一つの方法です。しかし、いざという時の備えを使い切ってしまうなど、その後の生活に支障をきたすようなローンの組み方は避けるべきです。例えば、将来、老後の面倒を見ることを条件として両親にお金を借りるなど、可能であれば検討に入れてもよいのではないでしょうか。

③ ペアローンや親子リレーも検討する

通常のローンでは希望の物件が手に入らないという場合には、ペアローンや親子リレーローンという選択肢もあります。ただし、親子リレーローンを利用する場合は、相続問題などについてあらかじめ親子あるいは兄弟間でしっかり話し合っておく必要があります。

まとめ

・事前審査に落とされる理由には、「健康状態」や「年齢そして勤続年数」など、その人の属性のほか、「担保となる物件の価値」、「返済負担率」、「個人信用情報」が挙げられる。

・事前審査に落ちないための対策としては、返済額や返済期間を見直すことや自己資金をなるべく多く用意することがポイント。

・個人情報に不安がある方は、審査を受ける前に信用情報機関に対して情報の開示請求を!

イーコンセプトでは、物件見学の際に資金計画や住宅ローンのアドバイスもご一緒に承っております。
お金の不安で家探しがなかなか進められないという方は、ぜひお気軽にご相談ください。