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建売の間取り

最近のトレンドも反映!「いいかも」が見つかる建売住宅の間取り

戸建てがほしい!と思う方から、注文住宅と建売住宅で迷われているケースをよく聞きます。注文住宅は“自分好みの間取りで建てられること”がとても魅力的ですが、予算的に注文住宅は高すぎると考えて、建売住宅をお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな建売住宅を妥協案として考えている方にお伝えしたいのは、“希望の間取りは建売住宅でも叶う”ということです。

なぜなら建売住宅は、ビルダー(メーカー)が在庫を抱えず売り切れるように、購入層の意見を取り入れた最新のトレンドを反映しているからです。

そこで今回は、2023年3月現在で実際に販売されている建売住宅を挙げながら、間取りのポイントを紹介いたします。

1.近年のニーズに合わせて形を変える「和室」

建売 畳コーナー
クレイドルガーデン岩沼市桜第6 2号棟

こんな方におすすめ

  • 客人が泊まることが少ない方
  • ワークスペースがほしい方
  • LDKと洋室を一部屋として使いたい方

和室は客間やお子様が遊んだり昼寝するスペースとして根強く人気があり、建売住宅でもよくLDKの隣に設けられています。

しかし近年では、来客があっても泊めることはほとんどないという声や、ワークスペースとして机と椅子を使える個室がほしいといった声があることから、この物件のように「和室なし」の物件が増えてきています

また、単に「和室なし」の物件が増えているだけではなく、縁なし畳と洋室で使う建具(扉)などを合わせた「洋風和室」や、LDKの横に少しだけ設けた「畳スペース」という形もありますので、ご家族の生活スタイルに合う形を見つけてみてください。

2.家族の顔が見える「リビングイン階段」

Style KID岩沼市栄町1期 1号棟

こんな方におすすめ

  • 家族とのコミュニケーションの取りやすさを重視する方
  • 階段と室温の気温差を少なくしたい方

建売住宅では玄関から繋がった廊下に階段が設けられていることが多いですが、LDKに隣接して階段が組み込まれている間取りもあります。

LDKと隣接しているため、家族が外出・帰宅したときの動きがわかりやすかったり、1階と2階の行き来がわかりやすく家族間のコミュニケーションが取りやすいことがメリットです。

また、玄関から繋がった階段では空調のある部屋から分離されているため、お部屋との気温差が気になることもあります。一方でリビングイン階段ではLDKの空調からの空気が行き来するため、気温差が緩やかになります。

3.家事ラク動線の「キッチンに隣接した水回り」

建売 水回り隣接

クレイドルガーデン福島市泉第9 1号棟

こんな方におすすめ

  • 家事動線を重視する方
  • ヒートショックを防止したい方
  • 入浴中の家族の様子を把握したい方

共働き世帯では、炊事・洗濯・掃除を限られた時間の中で一気に済まさなければなりません。
キッチン裏に洗面所・浴室がある間取りであれば、何かを調理している合間に洗面所で洗濯物をセットするなど、並行して家事をこなすことができます

また、LDKと水回りが一つの空間にあることで、入浴前の気温差によるヒートショック防止になったり、特にお子様や高齢の方が入浴する際に万が一のことがあっても気付きやすいといったメリットがあります。

4.自室で快適に過ごしやすい「個室分離型」

建売 洋室分離
リーブルガーデン御山第10

こんな方におすすめ

  • 楽器演奏やスピーカーで音楽を流したい方
  • 通話やリモートワーク、オンラインゲームをする方

こちらは少し珍しいL字型の建物で、注目していただきたいのが2階の間取りです。

多くの建売住宅では2階の洋室が隣接していますが、こちらの物件では3部屋の洋室の間に空間があります。そのため、他の部屋の楽器や音楽の音、通話などで話す声などが気になりにくいことが期待できます。

もし洋室が離れている間取りを希望している場合は、L字型の物件を優先的に探してみると見つかるかもしれません。

5.明るく気持ちの良い日中を過ごせる「玄関吹抜」

建売 玄関吹抜
ブルーミングガーデン福島市伏拝沖 3号棟

こんな方におすすめ

  • 開放感がほしい方
  • 玄関・2階に明るさがほしい方

建売住宅ではLDKの吹抜けがある物件は数少ないですが、玄関ホールに吹抜けを設けている物件はあります。

吹抜けは家の中で開放感がある空間がほしい場合はもちろんのこと、明かり取りという意味でも大きな役割を果たします。

吹抜けがない間取りの玄関や2階の廊下では、朝から日中にかけて「電気を付けるほどではないが、ちょっと暗い」と感じる状況になりがちです。居室だけでなく家全体に明るさを確保したい方には、玄関に吹抜けがある間取りがおすすめです。

6.空間を最大限活用した「廊下なし」タイプ

こんな方におすすめ

  • 各居室をめいいっぱい使いたい方
  • 廊下が多いのはもったいないと感じる方

注文住宅の間取りでも、「廊下に面積を使うのはもったいないから減らす」「廊下兼○○として使えるように」という考え方は広まっています。

この物件でもその考えを取り入れており、1、2階ともに廊下の面積を必要最小限にして、居室に充てています。コンパクトな住まいでも1部屋の広さを確保したい方はこのような廊下が少ない物件を探してみてください。

7.将来的に2部屋に分けられる「可変性のある間取り」

建売 間仕切り
Style KID 岩沼市中央1期 1号棟

こんな方におすすめ

  • これから住む人数が変化するかもしれない方
  • 個室を多くしたい方

はじめて家を取得する方は、結婚・出産がきっかけの方が多く、まだ将来的に何人住まいになるかわからない方もいらっしゃいます。

この物件は2階の8.9帖と5.0帖の洋室が「間仕切り対応可」と記載されています。これは、将来的に部屋を2部屋に分けたい場合、記載部分に間仕切壁(まじきりかべ)などを設置しやすい構造になっていることを指します。また、2部屋にした場合にも対応できるように、部屋の出入口も2か所確保されています。

注文住宅では将来を見越してこのような間取りにしやすいですが、建売住宅でも近年はこうした可変性のある間取りが増えてきています

建売住宅はいいとこどりできる

あまり建売住宅を見慣れない方からすると「建売住宅は同じ間取りでしょ?」というイメージが強いかもしれません。でも、上記7物件を見てみると案外それぞれに個性があり、今時の購入層の声が反映されていると感じられたのではないでしょうか。

たとえば「地下室がほしい」「浴室をとても広くしたい」などの特徴的な希望を叶えたいなら注文住宅が向いていると言えますが、「LDK+個室が何部屋かほしい」という一般的な間取りをベースにイメージしている方は、建売住宅を選んでも十分快適な生活ができるように思います。

建売住宅は法人が土地を買って販売していることで、予算を抑えつつ利便性の高いエリアというメリットがあります。もし住宅購入において予算やエリアを重視するのであれば、建売住宅を選ぶことで、住まいだけの満足感ではなく、旅行や車にかけられる余裕ができるといった生活全般的な満足感が得られることでしょう。

イーコンセプトでは、お客様の将来的な生活を見据えたご提案を行っております。注文住宅と建売住宅で迷われている方や、建売住宅でもどんな物件を選んだほうがよいか迷われている方は、ぜひ一度ご相談ください。