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令和5年度仙台市住み替え支援事業2023

仙台市に住む方必見!「若年・子育て世帯住み替え支援事業」とは

仙台市の助成金事業「令和5年度 若年・子育て世帯住み替え支援事業」が6月1日から始まりました。

この事業は昨年度から続き、仙台市で新しく戸建住宅を取得する若年層に向けた事業です。

戸建住宅であれば新築・中古、建売住宅・注文住宅は問わないため、現在国が実施する補助金事業よりも利用しやすい要件になっています。

では、実際にどのような内容でスタートしたか、期間や対象などを確認していきましょう!

1.どんな支援を受けられる?

住み替えから1年目までの初年度支援+2年目~4年目までの3年間の支援 の2本立てです。

【初年度】
基本額20万円
+親との同居または近居加算で5万円
※申請者か配偶者の親世帯が仙台市内に住居していること

+または多子加算で5万円
※18歳以下の子ども(出産予定の子も含む)が3人以上いる世帯

以上、最大25万円の助成が受けられます。

【2~4年目 毎年】
毎年仙台市より送られてくるアンケートに回答することで、①または②のいずれかの助成が受けられます。希望するほうを選択でき、3年間継続して支援を受けられます。

①交通費支援:icscaポイントの付与(1万円相当/年、事務経費分を除いて付与)
②お米の配送:1年に2回自宅へ配送(送料・事務経費込み1万円相当/年)


①のicsca(イクスカ)とは、仙台市交通局が発行する交通系電子マネーです。
icscaはJRの互換性もあるので使いやすいですよね。

また、仙台市はよく「地下鉄代が高い」と言われています。初乗り運賃は首都圏を除くと他都市とほぼ変わらないですが、7kmを超えると一気に300円台に上がる設定です(泉中央駅~北四番丁で6.6km)。
仙台で地下鉄・バスをよく利用する方にとっては、icscaポイントの支援が便利に感じると思います。

②のお米に関しては、どのくらいの量が送られてくるかは記載がありませんでした。
昨年度に助成を受けて今年が2年目となる方のもとには、どのような感じでお米が送られてくるのでしょうか…。とても気になるところです。

これは完全に私の予測になりますが、ふるさと納税サイトの「さとふる」では、宮城県産のお米のほとんどが「1万円寄付で5kg×2袋」と記載されているため、同程度ではないかと思っています。

2.対象となる要件は?

【対象となる方】
・若年世帯
令和5年4月1日時点で婚姻関係にあり、夫・妻ともに39歳以下である世帯
・子育て世帯
小学6年生以下の子供がいる世帯(令和5年4月1日時点で出産予定の子供がいる世帯も含む)

そのほか、市税の滞納がないことなどの要件があります。

【対象住宅】
・一戸建て(新築・中古)
・建物が新耐震基準(建築確認日が昭和56年6月1日以降)であること
 ※それ以前の場合、耐震改修工事や耐震診断によって耐震性能が確認されていること
・売買契約書または工事請負契約書の契約日が、令和4年4月1日以降であること
・前所有者が、申請者の三親等内の血族、配偶者ではないこと
・建物と宅地(土地)の両方を申請者世帯が費用負担していること

【対象エリア】
下記3つすべてが揃う宅地が対象です。

1.都心商業地域 または 拠点商業地域ではないこと
2.新規開発団地 ではないこと
3.仙台市が定める居住誘導地域 であること


1の都心商業地域と拠点気商業地域は、下記画像の赤線で囲われた部分です。

引用:仙台市
引用:仙台市
引用:仙台市


また、3の居住誘導地域については「仙台市都市計画情報インターネット提供サービス」を使って検索してみましょう。区を選択し、左側の「立地適正化計画(居住誘導区域)」にチェックをつけると、黄緑色で表示されます。

具体的なエリアは「申請の手引き」から確認してみてください。

3.募集期間は?

第1回募集期間:令和5年6月1日(木)~令和5年8月31日(木)
第2回募集期間:令和5年10月2日(月)~令和5年12月22日(金)


募集期間終了時に予算を超える申請があった場合は、抽選となります。
また抽選の結果に関わらず、どちらかの募集期間のみの応募となります。

4.申込方法は?

この支援事業は、住宅を購入した方が申請するものです。
まず、ご自身が要件に該当するか、「手続きガイド」の設問に回答して確認してみてください。わかりやすい設問になっているので、気になる方はぜひお試しを。

要件に該当する場合は、住み替えが完了したら「みやぎ電子申請サービス」で申し込んでください。

その後抽選や書類郵送、審査を経て、助成が決定されます。

5.こどもエコすまいは併用不可・フラット35は連携可能

この助成を受ける場合、「こどもエコすまい住宅支援事業」などの国や県が実施するほかの補助金制度は受けられませんので要注意です!

一方で、「フラット35地域連携型」で借入金利の引き下げを受けられるようです。
利用する場合は、借入の契約前までに仙台市から「【フラット35】地域連携型利用対象証明書」の交付を受けなければなりません。
不動産会社・建築会社の担当者と金融機関には、支援事業の申込を考えていることを早め早めに伝えておきましょう。

仙台で新生活をスタートするなら狙い目

いま住宅取得支援の補助金で一番注目されているのは、国が実施する「こどもエコすまい支援事業」です。
しかし「こどもエコ住まい支援事業」では、高い省エネ性能(ZEH基準)の住宅が対象となっています。新築の建売住宅でも対象となる物件もありますが、全部の物件が条件を満たすわけではないため、申請のハードルが少し高いものとなっています。

一方で仙台市の支援事業は、省エネ性能は要件に含まれず、世帯構成や物件エリアが要件を満たせば申請できるものとなっています。仙台市に住みたい子育て世帯の方には申請しやすい支援事業だと思いますので、戸建住宅をご希望の方はぜひ検討してみてください。

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