今、アプリがすごい! 家づくりがラクになるアプリを紹介
住宅購入を検討しているときや、引っ越しの時に役立つアプリがたくさんあるのはご存知ですか?
たとえば、 「物件の内覧時にメジャーを持ってきていなくて、○○を測りたいのに困った。」
「手持ちの or 気になる家具を置いたらどうなるか、あまりイメージがわかない」
…など、そんなときに活躍するアプリをご紹介します。
アプリを活用して、購入~引っ越しまでをスムーズに完了させましょう!
目次
1.メジャー代わりになる 計測アプリ
内覧の時にメジャーを持っていない!でも測りたい!というときには、スマホのカメラ機能を使ったアプリが使えます。
iPhoneをお使いの方は、すでに「計測」というアプリが入っています。またApp storeで入手できる「Measure」も同様の機能を持ったアプリです。
カメラを起動させて、測りたい場所の正面にカメラを向けた状態で測り始めの位置で画面をタップし、測り終わる位置で再度画面をタップすると長さが表示されます。
私も試してみると、実際の長さとほぼ同じになりました。
コツは測り始めから終わるまで、測りたい場所に対してカメラを水平にすること。自分が動くイメージです。自分は動かずにカメラを動かすと、対象との間に角度ができて誤差が出やすいです。
そうなると、カメラを水平に動かせるような「長さ」を測るときには使いやすく、「高さ」を正確に計測したいときはあまり向かないかもしれません。
自分の手の届く範囲以上の「高さ」を測りたいときは、アナログですがメジャーに頼りましょう。
2.日当たりの目安になる 太陽の位置アプリ
一見日当たりが良さそうでも、冬は太陽が低い位置に昇るので、冬になると日光が目の前の建物に遮られることもあります。
そんな「思っていたのと違った」を防ぐために、内覧のときに日の出から日の入りまでの太陽の位置がわかる「サン・サーベイヤー」を使ってみてください。
位置情報を許可すると、方角とともに太陽の位置を図に表してくれます。
無料版(Lite)でも日付を変えられるので、夏と冬の太陽の高さをシミュレーションできます。
また、内覧前の段階であれば「Google マップ」の「航空写真」や「ストリートビュー」機能が使えます。 隣接している建物が日当たりに影響しそうか目安を付けられるので、物件の住所がわかる場合は活用してみてください。
3.部屋まるごと画像化できる 3D系アプリ
いくつか内覧して物件選定をするときや、引っ越し前に家具店で家具を選ぶときに、手元に部屋の画像があると参考にしやすいですよね。3Dスキャンできるアプリを使えば、部屋の画像を3Dで見られるようになります。
「Scanat」や「Scaniverse」は、部屋でカメラを起動させて、赤く表示されている場所が消えていくように様々な角度から撮影していくと、お部屋の3Dデータが完成します。
「Scanat」はデータ化の能力も高く、計測機能もある高性能ですが、有料会員プランになる必要があります。大まかなイメージ画像で良ければ、無料で使える「Scaniverce」を試してみてください。
「PolyCam」は“LiDARセンサー”が搭載されているiPhone12ProやiPad Proなどの機種であれば、同様の使い方で3Dデータ化することができます。
▼Scaniverceでイーコンセプト仙台店をスキャンしている画面です。
▼3Dデータ化したのがこちら。
歪みはありますが、家具の配置や空間で使われている色や素材のイメージは十分つかめると思いました。特に上から見下ろした図(鳥瞰図)が出来上がるのはすごいです!
4.家具の配置の手助けになる 間取り作成/AR系アプリ
部屋に家具を置いたときのサイズ感などが気なるときには、間取り作成/AR系アプリを使うとイメージがしやすくなります。
まず「間取りToch+」は、部屋を上から見た間取り図が作れて、その中に家具のサイズを指定して配置することができます。
私も自宅の模様替えのときに使ったことがありますが、融通が利きやすくてかなり使えるアプリだと思っています。
これをさらに3D化したいときは、「Room Planner」がおすすめです。 カメラを動かして部屋の角をタップしていくと、サイズ感は大体ではありますが部屋の3Dパースが作れます。実際に部屋にいるときの家具の配置をイメージしたいときはこちらを使ってみてください。
▼Room Plannerで3Dパースを作ってみました。壁紙や家具も豊富です。
また、「Homestyler」「IKEA Place」「RoomCo AR」は、家具を指定してバーチャルで部屋に配置できるAR機能のあるアプリです。
IKEAの家具を置きたい方は「IKEA Place」を、Francfrancやカリモク家具などのブランドの取り扱いが豊富なのは「RoomCo AR」です。気になる家具があるときには活用してみてください。
▼IKEA Placeでステップスツール グルッバンを出してみました。
アプリを活用して楽しい家づくりを
以上4つの項目に分けてアプリを紹介しました。
物件選びや引っ越しのときはもちろん、住んだ後も家具選びや模様替えなどで活用できるものもあります。配置や置いたときのイメージを知りたいときには3DスキャンアプリやAR系アプリを使ってみてはいかがでしょうか。
技術の発展でより精密度が上がれば、さらに住まいづくりが手軽に楽しくなりそうです。 今後も役立つアプリがあればご紹介していきたいと思います。
その他の記事でも、物件選びや住まいづくりに役立つ情報を発信していますのでぜひご覧ください。