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ペット飼育可マンション選び

″ペット飼育可”のマンション選びがラクになる3つの手順

2010年代から続く猫ブームやコロナ禍によって在宅ワークが進んだことで、「マイホームを買ったらペットを飼いたい!」という憧れを持っている方も多いのではないでしょうか。

マンションでもペット飼育可としているところもあるため、将来的にペットを飼いたい方は購入時にペット可物件を狙いたいところです。

しかし、ペット可のマンションをお探しのお客様からは「ペット可のマンションってどのくらいあるの?」「何を飼ってもいいの?」などの質問を頂くことがあり、一般の方からすると「ペット可マンション」は謎多き存在なのではないかと感じています。

そこで今回は、ペット可マンションを探す際に覚えておきたいポイントと、効率よくペット可マンションを探すコツを1から3までの手順で解説します。

1.「ペット飼育可」を最優先事項として探す

国土交通省が5年ごとに調査している「マンション総合調査」の平成30年版によると、ペット飼育可のマンションは全体の約4割とあります。意外と多いと思うか、少ないと思うか意見を二分しそうな割合です。

では弊社仙台店のある宮城県仙台市ではどうでしょうか。公的なデータは探せなかったため、現在販売されている物件からペット可物件の割合を調べてみました。
2022年10月現在、SUUMOに掲載されている中古マンション情報は約2,000件ですが、そこから「ペット相談」の条件を追加すると、約580件になりました。
つまり、仙台市でペット可の中古マンションは全体の3割程度で、全国よりもペット可のマンションの割合が少ないことが伺えます。

そのため、仙台市でペット可の中古マンションをお探しの方は、「ペット飼育可であること」を最優先事項として物件を探すことがカギとなります。

続いて、ペット可マンションについて調べる中でわかったことがあります。
以下のグラフは同じく平成30年度版の「マンション総合調査」より、ペットの飼育ルールに関する状況を表したものです。

ペットグラフ
出典:https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk5_000058.html

これを見ると、1999年以前に建てられたマンションはペット飼育禁止としていることが多く、2004年以降に建てられたマンションは制限付きで飼育可としているマンションが多いということがわかりました。

販売中のマンションの中から、その3割程度しかないペット可マンションかどうかを1つずつ調べていくのは大変な作業かもしれません。もし効率よくペット可のマンションを探したい場合には、2004年以降に建てられたマンションを重点的に見ていくと、ペット可マンションに当たる確率が高くなるはずです。

2.飼えるペットの種類や頭数に制限を知る

もし気になるペット可マンションがいくつか見つかったら、次はそれぞれのマンションで設けられているルールを確認しましょう。

上記のグラフの通り、ペット飼育可であっても管理規約や使用細則でペット飼育にまつわる制限が設けられています。ここではよくある制限をご紹介します。

【種類】
飼育してよい生き物として、「小鳥・ハムスターなどのケージ内で飼育できる小動物」「小型犬・猫」と定めているところが多いです。
魚類・爬虫類まで記載があるマンションは少ないため、飼育したい場合は管理人経由で管理組合(住民で成り立つ組織)に確認する必要があります。

【頭数・大きさ】
飼育してよい頭数を1~2頭までとしているところが多く、中には生き物の体長を指定するマンションもあります。

【ペットとの過ごし方】
ほかの住民とのトラブルを避けるために、ペットとの過ごし方についても記載されていることがあります。
たとえば、「共用部分(エレベーター含む)はペットを抱えて移動すること」や、「バルコニー・専用庭に出さないこと」などです。
また、多頭飼育を防ぐために、「一代限りとする(飼育するペットの子は飼育禁止)」といった規則を設けている場合もあります。

いざ入居後にペットを飼うとなれば種類や大きさに注意するかと思いますが、「ペットが成長して制限オーバーの大きさになった」という事例もあるようです。それが管理組合で問題とされてしまう可能性もあるため、飼育前にはペットがどのくらいの大きさまで成長するかを必ず確認しましょう。

3.いまのルールを要確認

気になる物件で、飼いたい生き物が飼えるとわかったら、そのルールがいま適用されているものかどうかを調べてみましょう。

マンションの管理規約や使用細則は、管理組合の意向によって随時更新されていきます。そのため、ペット不可だったマンションが可になったり、反対にペット可だったマンションが不可になることもあります。

ペット不可のマンションが可になる理由の一つは、中古マンション市場で売れやすくするためということが挙げられます。空室の部屋は防犯の面や、火事や漏水等のトラブルがあった際に発見が遅れることから、マンションの住民にとってはマイナス面が大きいものです。そのため、築年数が経過して売れにくくなったマンションは、ペット可にすることで購入層を広げる狙いがあります。

また反対にペット可だったマンションが不可になる場合は、すでにペットを飼育している方と他の住民との間で何らかの問題が発生したことが考えられます。

いずれにしても、管理規約や使用細則を変える際には管理組合で開催する「総会」を経て決めていきます。購入を検討する際には、管理規約や総会等でペット飼育についてのルール変更がないか、最新情報を仲介の不動産会社に確認してみましょう。

物件選びが楽になるかも

ペット可マンションの購入を検討している場合は、
1.「ペット飼育可」を最優先事項にして物件を探すこと
2.マンションごとに決まっているペット飼育におけるルールを知ること
3.いま適用されているルールかを確認すること

……以上の3つの手順を押さえると、効率よくペット可マンションを選んでいただけると思います。

ペット可マンションは全体の3割程度と考えると選択肢が限られるように感じてしまうかもしれませんが、あまりに多すぎる選択肢からは選べないのが人間というもの。その他の7割の物件から1戸の物件を選ぶほうが大変という面もあります。

購入した先の何十年後の生活も想像してみて、そばに小さな家族がいたらいいな…と思うのであれば、まずは「ペット飼育可」を第一優先にして物件を探してみると、案外すんなりと気に入った物件が見つかるかもしれません。

以下の記事では、物件選びのコツを解説しております。第二優先以降の条件はどのように考えたらよいか、また予算についても記載していますのでぜひご一読ください。

→「いい家が見つからない?住まい探しが劇的に変わる物件選びのコツ

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