建売住宅を購入するお客様が驚かれるのが、「網戸がない」こと。

そうなんです。大手ビルダーはコスパよく万人に好まれる住宅を作るために、標準仕様では付いていないものもあります。

これらは自分で取り付けられるものから、プロに依頼したほうが良いものまで様々です。

そこで今回は、建売住宅を購入したら後付けが必要となるオプションと、予算感などをご紹介します。

1.ないと困るレベル！後付けが必要なもの

• 網戸
• TVアンテナ
• カーテンレール
• カーテン
• 照明（取付式のもの）
• カーポート
• エアコン
• カップボード

上記は住宅で一般的に必要とされるもので、大手ビルダーでは付いていないものを挙げました。

その中でプロに取り付けの施工をお願いしたほうがいいものと、自分で取り付けられるものを挙げてみます。

① プロに任せたほうがいいもの

• 網戸
• テレビアンテナ
• カーポート
• エアコン

これらはホームセンターやWebサイトで購入することもできますが、サイズ採寸は自分で行う必要があります。
Webサイトで購入した場合は網戸の返品・交換ができないことが多いため、サイズを誤ったら処分しなくてはならず、手間になってしまいます。

また、テレビアンテナ・カーポート・エアコンの設置工事は、専門的な知識や工具が必要となるため素人が作業するのはかなり難しいです。

特にテレビアンテナはアンテナが落下しないように取り付ける必要があることや、作業時に自分が滑落しないようにするなど、事故を防ぐ取り組みが求められます。

カーポートも、重量があるため地面を掘削して倒れないように固める工程があったり、重さによる事故に繋がりかねないため、プロに任せることを強くおすすめします。

② 自分で取り付けられるもの

• カーテンレール
• カーテン
• 照明
• 置き型カップボード

これらはDIYしやすい商品も出ており、専門的な知識がなくても設置しやすいです。

必要な工具も、サイズ採寸のためのメジャー（巻き尺）、ドライバー（インパクトドライバー）、下地センサー、水平器などのホームセンターで揃えられるもので取り付けられます。

特に照明は、工具なしで、もしくはドライバーがあれば取り付けられるためとても簡単です。

最近の建売住宅は、水回りや廊下などの照明はLEDのダウンライトが備え付けで設置されていて、そのほかリビング・ダイニング・洋室などは引掛シーリング（シーリングローゼット）が付いています。

この引掛シーリングに、照明器具を回し入れるだけで設置できます。

カップボードは商品によって組み立て難易度が変わるので、組み立て方を確認して購入しましょう。

いま、メーカーのサイトで組み立て動画が載っていることもあるのでチェックしてみてください。

2.あると便利！後付けできるもの

• フロアコーティング
• クローゼットの棚
• ビルトイン食洗機
• 窓の面格子
• 物置

フロアコーティングは軽い傷を防いでくれるため、お子様がいて物を落としやすかったり、椅子をよく使うご家庭におすすめです。
種類によって耐久年数が変わりますが、なかには30年ほど保つものもあります。

クローゼットの棚は、建売住宅では棚があらかじめ設置されていなかったり、メッシュの棚になっていて重い物・細かい物を置くには不便な場合があります。

そのため、メッシュ棚から一般的にクローゼットで使われている固定棚に変更したり、棚柱を設置して可動棚にすると使いやすくなります。

3.工事の予算・タイミング

過不足ない生活ができる状態にするためには、オプション工事の予算として50万円～200万円程度を確保しておきましょう。

これを自己資金で支払うのは大変という場合は、住宅ローンの借入額に組み込むこともできます。

住宅ローンに組み込むためには、事前審査の段階でオプション工事費用分を含めた借入額を申請します。この時にはおおまかな概算で大丈夫です。

その後、本審査の際には金融機関に工事見積書を提出する必要があるため、それに間に合うように工事業者との打合せを進めましょう。

また、売主（ビルダー）以外の業者に依頼するときは、原則買主が引渡しを受けた後に工事着工となるため、必要な設備が揃うのは物件引渡し→工事着工→工事完了の後です。
物件引渡し後すぐに引っ越すと、「カーテンがない！テレビが映らない！」という状態になるので、引っ越しの時期にはお気を付けください。

物件選びとオプション工事の依頼先選びを並行しよう

完成済みの建売住宅の場合、買付申込から引渡しまで1か月前後と短期間で進みます。

物件選びとともに、自分で取り付けるものとプロに工事を依頼するものを検討しておくと、引っ越しまでがスムーズに進められます。

また、業者選びにおいては金額や施工実績はもちろん、限られた期間のなかで負担なく進められるよう、担当者との連絡しやすさなども検討してみてください。

弊社イーコンセプトでも、建売住宅を購入した方に安心してご入居いただけるようにオプション工事を行っております。

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