
住宅ローンはどこで借りる?自分にぴったりの金融機関の探し方
住宅購入でローン利用を検討している方は、借入先金融機関の希望はあるでしょうか。
不動産会社の仲介を受ける場合は金融機関の紹介も依頼できることがほとんどですが、自分でも納得して計画を進められるようにしましょう。
各種金融機関の特徴
住宅ローンを借りられる金融機関にも種類は様々あります。
まずは金融機関の特徴を見ていきましょう。
地方銀行
○メリット
・都市銀行と比較すると審査が通りやすい傾向がある。
・特定の地域にお住まいの方は、借入条件の優遇が受けられる可能性がある。
・勤務先・個人で付き合いがある場合は、借入条件の優遇が受けられる可能性がある。
・窓口で相談しやすい。
×デメリット
・特定の地域以外にお住まいの方は、住宅ローンを利用できない場合がある。
・金利自体はそこまで低くない場合がある。
信用金庫
○メリット
・地方銀行と同様、審査が通りやすい傾向がある。
・勤務先・個人で付き合いがある場合は、借入条件の優遇が受けられる可能性がある。
・窓口で相談しやすい。
×デメリット
・特定の地域以外にお住まいの方は、住宅ローンを利用できない場合がある。
・金利自体はそこまで低くない場合がある。
都市銀行
○メリット
・商品、サービスが多彩。
・比較的金利が低い傾向がある。
・知名度も高く、安心して借り入れできる。
×デメリット
・審査が厳しい傾向がある。
・主要都市以外の地域では店舗が少ないため、使いにくい場合がある。
ネット銀行
○メリット
・どの金融機関よりも金利が低い傾向がある。
・ネット上で手続きが完結する。
・繰り上げ返済手数料が基本的に無料。
・保証料不要の場合もある。
×デメリット
・借りる本人が手続きをする面が多いため手間がかかる。
・対面での相談窓口が少ない。
・中古物件では審査が厳しい傾向にある。
JAバンク
農業協同組合系ですが、農家の方でなくても利用することができます。
○メリット
・自営業(個人事業主)の方でも審査に通りやすい。
・窓口で相談しやすい。
・店舗によっては、お米がもらえるなどの独自のサービスがある。
×デメリット
・店舗によっては、審査に時間がかかる。
労働金庫
○メリット
・会員の場合は、保証料無料や低金利で借りられるなどの優遇が受けられる。
・一部繰り上げ返済手数料が無料。
・比較的審査が通りやすい。
×デメリット
・非会員の方は、事務手数料が比較的高い場合がある。
フラット35
国の政策金融機関である「住宅支援機構」が、全国300以上の金融機関と提携して扱う住宅ローンです。一番の特徴は名前に象徴される通り、借入時の金利から変わらずずっと固定金利であることです。
○メリット
・全期間固定金利のため、将来の返済額の見通しが立てやすい。
・JAと同様、転職したての方、自営業(個人事業主)の方でも審査に通りやすい。
×デメリット
・旧耐震基準の物件の場合、耐震基準適合証明書などがないと融資が受けられない。
・変動金利と比較して金利が高い。
個人で事前審査をする際の注意点

上記のように、住宅ローンを借りられる金融機関の選択肢が多いことはご理解いただけたかと思います。
現在、金融機関のウェブサイトでは事前審査を簡単に申し込むことができますが、自身の状況を整理しないまま、個人でたくさんの金融機関に申し込むことはおすすめしません。
多くの場合、不動産会社とともに状況を整理して自分に合った金融機関を紹介してもらうことで、より好条件で借りることができます。また、万が一個人で事前審査をして通らなかったときには、同じ保証会社を利用している金融機関の審査も通らなくなり、選択の幅を狭めることになります。
金融機関がどこの保証会社を利用しているかは、金融機関の公式サイトで確認できる場合もありますが、一般の方が調べるのは少々ハードルが高い作業です。ここは様々なお客様のご状況を見てきている不動産会社から、条件に合う金融機関を紹介してもらうとよいでしょう。
まとめ
住宅ローンを借入する金融機関によって、メリット・デメリットが異なることはご理解いただけたでしょうか。
自分に合った金融機関を選ぶためには、まずは自分の状況に基づいて審査が通りやすい金融機関を選ぶことが大事です。そのうえでいくつか選択肢がある場合は、金利やサービスなどを比較して決めていきましょう。
また住宅ローンはたとえ事前審査であっても、どこに・どのように出すかによって結果が変わるデリケートな手続きとなるため、信頼できる不動産会社と二人三脚で進めていくことをおすすめします。
宮城県・福島県で住宅購入をお考えの方は、ぜひイーコンセプトにご相談ください。