シングルマザーだけど家は買える?住宅ローンのポイントや後悔しないための注意点も教えます!
目次
「シングルマザーだけど家を買ってもいい?」
「ちゃんと生活していける?」
「後悔しないための注意点が知りたい」
シングルマザーで家を買うべきか、そのまま賃貸で暮らしていくべきか悩んではいませんか?
実際にシングルマザーでもマイホームを持っている方がいます。しかし、マイホームを手に入れてから将来的に後悔したくはないですよね!
そこで今回は、シングルマザーの持ち家について注意点とポイントを解説します。
持ち家で暮らしたいと考えている方はぜひ参考にしてください。
シングルマザーで家を持ってる人はどのくらいいる?
厚生労働省の全国ひとり親世帯等調査の結果によると、シングルマザーの住宅事情は次の通りです。
母子世帯の住居所有状況 | 割合 | |
---|---|---|
賃貸住宅に居住している世帯 | 36.7% | |
持ち家に居住している世帯 | 持ち家 | 34.4% |
持ち家に居住している世帯のうち | 母本人の名義 | 15.9% |
他人名義 | 18.5% |
持ち家に居住している世帯よりも賃貸住宅に居住している世帯の割合の方が多いことが分かります。ただ、シングルマザー名義の住宅に住んでいる世帯も約16%程度存在しています。
調査結果を見てみるとシングルマザーでも家を買うことは出来そうですね。
シングルマザーでも住宅ローンは組める
住宅購入を考えるとき、一番に気になるのが住宅ローンの審査ですよね。
「シングルマザーでも住宅ローンを借りられるの?」という不安を持つ方も多いかと思います。
住宅ローンの審査では、年収や勤続年数、健康状態、借入時と完済時の年齢、物件の担保評価などが考慮されます。基本的に、母子家庭であることが不利になることはなく、返済能力が認められれば住宅ローンを組むことは可能です。
また、年収が低くて不安、派遣社員や契約社員でも住宅ローンを利用できる?と悩んでいる方におすすめなのが女性向けの住宅ローンです。
最近では、女性向けの住宅ローンが増えており、年収や勤続年数の条件が緩いものもあります。中には年収100万円以上から利用できるものや、派遣社員や契約社員にも対応したものもあります。金利の優遇や、病気やけがで働けなくなったときの保険、がん診断で住宅ローンが免除される制度もあるので、チェックしてみることをおすすめします。
シングルマザーが家を買う時の注意点
物件選びについて、シングルマザーが家を買うときの注意点を紹介します。
住環境は整っているか
シングルマザーの生活は、時間との戦いです。私も通勤の便利さを考えて引っ越したことがありますが、通勤時間はできるだけ短くしたいですよね。また、保育園のお迎えがある方にとっては、職場と保育園のアクセスも大切なポイントです。
さらに、小・中学校が近いか、病院やスーパーが揃っているかも考慮したいところです。時間を無駄にせず、親子がゆったりと暮らせる環境を選ぶことが大切です。
子どもが通う学校の評判も気にしてください。もし子どもが学校に馴染めなかったとき、賃貸と違って簡単に引っ越しができないので、学校に関する情報をしっかり集めておくことをおすすめします。
ライフスタイルの変化に対応できるか
住宅を購入すると子どもの独立や職場の変更などのライフスタイルの変化に対応しにくくなるため、事前にシミュレーションしておくことが大切です。
広い家を買っても、将来子どもが独立するときに部屋を持て余すことになるかもしれません。例えば、一軒家にお母さんと子ども2人の3人暮らしだった場合、それぞれに居室を用意する場合には2LDKや3LDKが視野に入るでしょう。すると、子どもが独立したときに、使用しない部屋がでてきてしまいます。
また、子どもの成長や独立だけでなく、母親自身の再婚もあるかもしれません。ライフスタイルが変化して住み替えることになったときに、売りやすい、貸しやすい家を選ぶことが重要です。
駅に近いなど立地条件がよければ、将来も売ったり買ったりしやすいでしょう。広さや間取りなどの希望条件に、売りやすさという視点も加えて、家族が幸せになれるマイホームを選んでみてください。
シングルマザーでも家を買った方がいい理由
今後の住まいを考える際、賃貸と持ち家の2つの選択肢があります。しかし、「母子家庭だから家を買うのは無理」と最初から諦めているシングルマザーも少なくありません。
ただ、不動産を扱うプロの目線から見てみると、シングルマザーでも家を購入することには多くのメリットがあり、一度は検討してみることをおすすめします。
以下は、家を購入する際のメリットです。
もしもの時に子どもに家を残せる
家を購入する際、多くの人が住宅ローンを利用します。ほとんどの金融機関では、住宅ローンを組む際に「団体信用生命保険」への加入が求められます。この保険は、住宅ローンの契約者が死亡または高度障害になった場合、残りの住宅ローンの支払いを免除してくれるものです。
万が一、契約者である母親に何かあった場合、住宅ローンの返済が免除され、子どもに持ち家を残すことができます。こうした備えは、賃貸にはない大きなメリットです。また、団体信用生命保険に加入することで、従来の生命保険での死亡保障部分を減らし、保険料を抑えることも可能です。
将来的に住居費の負担が軽くなる
住宅ローンを完済すれば、住宅費用の負担は軽くなります!
持ち家に住み続ける限り以下のような住宅費用がかかりますが、ローン完済後には大幅に住宅費用を減らすことができます。
ローン完済後にかかる住宅費用
- 一戸建て:固定資産税、都市計画税、メンテナンス費用
- マンション:固定資産税、都市計画税、管理費、修繕積立金
一方、賃貸住宅の場合には家賃を払い続ける必要があり、場合によっては家賃が上昇する可能性もあります。住宅にかかる費用は長期的に増えるかもしれません。
長期的な住宅費用を減らしたい方は、持ち家を手に入れるのがおすすめです。
設備やセキュリティの質が高い
例えば分譲マンションは、同程度の広さの賃貸物件に比べて、一般的に設備や内装のグレードが高め。水回りの設備が充実していると家事が効率よくこなせ、インターネット環境が整っていれば、リモートワークや子どもの学習環境も快適になります。遮音効果の高い床材や壁材が採用されているケースも多く、騒音や振動も軽減されやすいです。
また分譲マンションには、オートロックやダブルロック、管理人が常駐するなどセキュリティが充実している物件も多くあります。母親の不在時も子どもが安全に過ごせる家を探しやすいといえるでしょう。
シングルマザーが家を買う際には補助制度もある
シングルマザーが家を購入する際に利用できる補助金制度には、国が提供する「母子父子寡婦福祉資金貸付金制度」があります。この制度では、20歳未満の児童を扶養している配偶者のいない母親、父親、寡婦などに住宅資金の貸し付けを行っています。
項目 | 一般条件 | 特別条件 |
---|---|---|
限度額 | 1,500,000円 | 2,000,000円 |
据置期間 | 6ヶ月 | 6ヶ月 |
償還期間 | 6年以内 | 7年以内 |
利率 | 年1.0%(保証人無) | 無利子(保証人有) |
貸付金は6〜7年以内に返済する必要がありますが、保証人さえいれば無利子で借りることも可能なので、ぜひ検討してみてください。
また、自治体によっては、マイホームの取得を応援する助成金や補助金を設けているところもあります。利用できる制度がないかどうかもチェックしてみましょう。
シングルマザーが家を買うべきか悩んだらプロに相談しよう
シングルマザーが家を買うと、子どもに家を残せたり、将来的には住宅ローンを返済すれば住宅費用を抑えられ、資産になるという点が大きなメリットです。
ただし、購入して後悔する可能性もあるため、しっかりと注意点を把握しておく必要があります。
将来のライフプランや費用面についてしっかりとシミュレーションしたうえで、購入するかどうかの判断をする必要があります。
イーコンセプトでは、物件や住環境に詳しい営業スタッフと資金計画に詳しいライフプランナーが、シングルマザーの住宅購入をサポートします。
お問合せいただいたお客様に物件をすぐに買わせるのではなく、ライフスタイルや将来の資金計画を家族目線で丁寧にヒアリングし、いちばんいいカタチをご提案させていただきます。
まずはお気軽に事前相談にお越しください!