BLOGブログ

子育て世帯がマイホームに住んでから気になっていることは? 後悔しない家選びをリアルな声から考える

あなぶきホームライフが、5歳以下の末子がいる首都圏の子育て世帯946名に対して、「マンションを購入した時と居住した後の住まいに関する重視ポイント」についてのアンケートを実施しました。

アンケート結果から、住む前と実際に住んでからで重視することが大きく変わることがわかりました(戸建派の皆様にも共通する内容になっています)。

物件購入で後悔しないためには何を想定すればよいか、先輩方の意見を見てみましょう!

子どもの生活をどこまで詳細に想定しておく?

まずは、購入前後を通して重視と思うポイントのランキング3位までを見てみましょう。

これらは子育て世帯はもちろん、他の世帯も重視する“基本的な住みやすさ”が反映されていると感じます。実際に住んでみて、「この家にして良かった」または「ここはちょっと惜しいところ」と生活の中で感じた場面があったのではないでしょうか。

調査によると、購入時から居住後でよりポイントアップとなったようですが、その差は少ないとのこと。
では、反対に購入時と居住後でポイントの差が大きく増加した項目ベスト3を見てみます。

この3つは、項目Aよりも子育てに特化したものとなっています。子育てしながら住んでみて“まさに今気になっていること”を挙げているのではないでしょうか。

問題は「物件選びで後悔しないために、項目Bを想定したうえで物件探しをするべきか」という点です。

ここに関して不動産会社に勤める私の視点では、“Bは取捨選択する”がベストではないかと考えます。

理由としては、習い事はお子様の興味関心などによって何を選ぶかが変わり、自治体の子育て支援は年度によって変わるため、お子様が対象年齢になる前に情報を把握するのが難しいからです。

もし前もってお子様に通わせたい学区や習い事などが決まっている場合は、物件のエリアが絞られるため、それを最優先事項として物件探しをすると、該当物件が出てきたときに決断しやすくなります。


一方でまだお子様が小さく、学校や習い事のことまで調べきれない場合には、項目Aで挙げられていた「生活施設への利便性」や「収納」などの基本的な住みやすさを優先してみてはいかがでしょうか。

お子様がさらに成長し、巣立った後でも住みやすい家はきっと「この家にして良かった」と思うことでしょう。

子育て中の安心は大人の安心にもつながる

先述した項目Bは子育て環境に関してですが、マンション内の設備に関しても住んでから気付くことがあるようです。

1位に関しては、SNSで「子どもと手を繋いだり荷物を持って手がふさがっている際に、ドア解除が楽だととても便利」という意見を見かけます。毎日のことなので、不便さ便利さを感じる場面が多いのだと思います。

弊社のある宮城・福島の中古マンションでは、従来の鍵を差し込むタイプがほとんどなので、かざすタイプやノンタッチタイプがあればとてもラッキー!

一方で建売住宅ではカードやタグをかざすタイプが標準仕様になっていることもあり、より子育て世帯にとって使いやすい仕様になっていると言えます。

2、3位の指はさみ防止に関しては、ストッパーが備わっているマンションはほとんど見かけないため、リフォームや簡単に設置できる商品で対策するのが現実的かと思います。

このほかに、マンションにおいてお子様の安全面に関して個人的に気になる点を挙げてみると、

  • 水まわりと廊下に段差がある
  • 部屋内に角が多い
  • エントランスから部屋までに階段がある
  • エレベーターのドアが勢いよく閉まる
  • エントランスに石材が使われており、濡れているときに滑りやすい
  • エントランスを出るとすぐに道路
  • 近所が暗い、道が狭い、凍結しやすい など…

これらの懸念点クリアした物件は、子どもだけでなく大人にとっても安心できる住まいと言えます。どれも自分では変えることができない箇所なので、内覧の際によく確認してみてください。

〈引用元〉
乳幼児のいる家庭のマンション選び、買う時より住んでから重視度が上がるポイントとは?|SUUMOジャーナル

子育て&住宅購入の先輩に聞いてみて!

子育て世帯は、大人だけでなくお子様のことも考慮して物件探しをしなければならないのが大変ですよね。
学区などの子育て特化型か、家族みんなの住みやすさか、物件探しをする前にご家族で優先順位のすり合わせを行うと、スムーズな住宅購入ができるかと思います。

もし何を優先すべきかわからなくなったら、ぜひ身近にいる住宅購入をした子育て世帯の先輩の声を聞いてみたり、SNSなどで調べてみるのも良いかもしれません。

また、弊社にもマイホームで子育てをしているスタッフがおります。親としての視点と不動産のプロとしての視点からサポートさせていただきますので、お気軽にご相談ください。

この記事の他にも、暮らしや住宅にまつわるトピックを発信しています。
ぜひ下記リンク先から他の記事もご覧ください。