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住宅ローンはどこがおすすめ?金融機関の金利と特徴を比較してみた!

家を買う時に、頭を悩ませる選択の一つが「住宅ローン」です。数多くの金融機関(銀行)から提供される様々な商品の中から、どれが一番自分にあっているか、どの金利タイプを選ぶべきか、といった点で迷うこともあるでしょう。

この記事では、各金融機関の特徴や金利を比較してご紹介しています。
これから住宅を購入しようと考えている人はぜひ、最後までご覧ください。

1.住宅ローンの借入先を選ぶ

住宅ローンの借り入れ先は多岐にわたります。大手の都市銀行や地方銀行、信用金庫、ネット銀行などの金融機関に加えて、住宅金融支援機構が提供する「フラット35」などもあります。

選択肢が多すぎて、どこから借りるべきか分からず、結局は「給料を受け取る銀行で良いか」という理由で決めてしまう人もいます。しかし、各金融機関を比較検討することで、より自分に合った住宅ローンが見つけられるはずです。

そこで、まずは各金融機関の特徴を見ていきましょう。

都市銀行の特徴

  • 全国に支店があり、知名度も高く安心して借り入れ可能
  • 比較的金利が低く返済負担が少ない
  • 審査が厳しい傾向がある

店舗数が多く様々な手続きをするのに便利な都市銀行は、比較的低金利で住宅ローンを借り入れることができます。審査が厳しいというイメージを持ってる人も多いかもしれませんが、ネット銀行などに比べると緩やかになっています。給与の振込口座として利用している場合は借り入れがしやすくなる可能性があります。

主な都市銀行変動金利固定10年金利
みずほ銀行0.375%~1.400%~
三菱UFJ銀行0.345%~0.980%~
三井住友銀行0.475%~1.140%~
りそな銀行0.340%~1.585%~
※2024年3月の数値(最新情報は各金融機関のリンクをクリックしてください)

地方銀行の特徴

  • 都市銀行よりも審査が通りやすい
  • 給与口座などに指定していると金利優遇が受けられる場合がある
  • 金利はそこまで低くない

地方銀行の住宅ローンは、自分の住んでいる地域内での借り入れがしやすいという利点があります。また、実際の店舗も多いため、専門スタッフと直接対面して様々な質問や相談ができます。ただし、金利は他の選択肢よりもやや高めに設定されていることがありますので、注意が必要です。
ネット銀行や大手銀行の審査で借り入れが難しい場合には、地方銀行の利用を検討してみてください。

弊社イーコンセプトの店舗がある宮城県・福島県の主な地方銀行は以下にまとめておきます。

主な地方銀行変動金利固定10年金利
七十七銀行0.875%~1.400%~
仙台銀行0.850%~1.200%~
東邦銀行0.450%~1.450%~
福島銀行0.590%~1.500%~
大東銀行0.600%~1.750%~
※2024年3月の数値(最新情報は各金融機関のリンクをクリックしてください)

信用金庫の特徴

  • 地方銀行と同様、審査が通りやすい傾向がある。
  • 個人事業主でも相談に乗ってくれやすい
  • 給与口座などに指定していると金利優遇が受けられる場合がある

信用金庫は、営利を追求するのが主な目的ではなく、地域社会全体の利益を重視しています。そのため、都市銀行や地方銀行では受け入れられにくい個人事業主の方でも、積極的に相談に乗ってくれます。また、書類上では分からない人の性格なども考慮してくれるといった、独自の視点で審査を行っています。

以下は、宮城県・福島県の主な信用金庫です。

主な信用金庫変動金利固定10年金利
杜の都信用金庫0.875%~1.400%~
仙南信用金庫0.875%~1.300%~
福島信用金庫0.950%~2.050%~
郡山信用金庫0.900%~1.250%~
※2024年3月の数値(最新情報は各金融機関のリンクをクリックしてください)

ネット銀行の特徴

  • どの金融機関よりも金利が低い
  • ネット上で手続きが完結する
  • 審査が厳しい

ネット銀行は、全国どこからでも借り入れが可能であり、住宅ローン金利も他の金融に比べて低めに設定されています。さらに、オンラインサービスに特化しており、住宅ローンの申し込み手続きを完全にネット上で行うことができるため、紙で手続きをする場合に必要な印紙代も節約できます。
自分で手続きをしなければいけないので多少の手間はかかりますが、とにかくコストを抑えたいという人にうってつけです。

主なネット銀行変動金利固定10年金利
イオン銀行0.430%~1.490%~
auじぶん銀行0.319%~1.185%~
SBI新生銀行0.420%~1.100%~
PayPay銀行0.250%~1.145%~
楽天銀行0.556%~1.734%~
※2024年3月の数値(最新情報は各金融機関のリンクをクリックしてください)

JAバンクの特徴

  • 自営業(個人事業主)の方でも審査に通りやすい。
  • お米がもらえるなどの独自のサービスがある
  • 店舗によっては、審査に時間がかかる

JAバンクは、農業協同組合・信用農業協同組合連合会・農林中央金庫からなるグループの金融事業の総称です。JAバンクの店舗網は全国に広がっており、各地域に密着したサービスを提供しています。審査がそこまで厳しくなく、年収300万円以下の方でも借り入れしやすいのが特徴です。金利は各地方のJAによって異なりますが、金利優遇なども比較的受けやすいです。

主なJAバンク変動金利固定10年金利
JAバンク宮城0.650%~1.000%~
JAふくしま未来0.550%~0.800%~
※2024年3月の数値(最新情報は各金融機関のリンクをクリックしてください)

フラット35の特徴

国の政策金融機関である「住宅支援機構」が、全国300以上の金融機関と提携して扱う住宅ローンです。一番の特徴は名前に象徴される通り、借入時の金利から変わらずずっと固定金利であることです。

メリット
・全期間固定金利のため、将来の返済額の見通しが立てやすい。
・JAと同様、転職したての方、自営業(個人事業主)の方でも審査に通りやすい。

デメリット
・旧耐震基準の物件の場合、耐震基準適合証明書などがないと融資が受けられない。
・変動金利と比較して金利が高い。

2.個人で事前審査をする際は注意!

上記のように、住宅ローンを借りられる金融機関の選択肢が多いことはご理解いただけたかと思います。

現在、金融機関のウェブサイトでは事前審査を簡単に申し込むことができますが、自身の状況を整理しないまま、個人でたくさんの金融機関に申し込むことはおすすめしません。

多くの場合、不動産会社とともに状況を整理して自分に合った金融機関を紹介してもらうことで、より好条件で借りることができます。また、万が一個人で事前審査をして通らなかったときには、同じ保証会社を利用している金融機関の審査も通らなくなり、選択の幅を狭めることになります。

金融機関がどこの保証会社を利用しているかは、金融機関の公式サイトで確認できる場合もありますが、一般の方が調べるのは少々ハードルが高い作業です。ここは様々なお客様のご状況を見てきている不動産会社から、条件に合う金融機関を紹介してもらうとよいでしょう。

まとめ

住宅ローンを借入する金融機関によって特徴は様々です。自分に合った金融機関を選ぶためには、まずはご自身の状況に基づいて審査が通りやすい金融機関を選ぶことが大切です。そのうえでいくつか選択肢がある場合は、金利やサービスなどを比較して決めていきましょう。

また住宅ローンはたとえ事前審査であっても、どこに・どのように出すかによって結果が変わるデリケートな手続きとなるため、信頼できる不動産会社と二人三脚で進めていくことをおすすめします。

宮城県・福島県で住宅購入をお考えの方は、ぜひイーコンセプトにご相談ください。