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600万枚の投稿データから2024年の住まいと暮らしのトレンドを予測!2023年は「色のある暮らし」が話題に。

先日、日本最大級の住生活ソーシャルプラットフォーム「RoomClip(ルームクリップ)」を運営するルームクリップ株式会社が投稿データを分析し、その年の住まいと暮らしのトレンドを選出する「RoomClip Award 2023」を発表しました。

RoomClip Award 2023とは?

RoomClip Awardは、ルームクリップに投稿された実例写真と、写真に付与されたタグ、いいね、コメント、検索キーワードなどの膨大なデータを定量・定性的に分析し、その年の住まい・暮らし領域のトレンドや、次の年のトレンド予測を発表する取り組みです。

2015年に発表を開始し今年で9回目となります。2020年からは、トレンドワードをランキング形式で選定する「キーワードランキング」に加えて、その年を象徴する住まい・暮らし領域の商品を選定する「ベストプロダクト」の発表も開始しました。

2023年キーワードランキング

1位:色のある暮らし
2位:省エネ・断熱
3位:ゲーミング部屋
4位:専用収納テク
5位:ペットテック
6位:スロップシンク
7位:パウダーコーナー
8位:スポット家電
9位:孫のいる暮らし
10位:室内窓

2023年は、“脱コロナ”を象徴するような、新しい動きが多く見られました。「色のある暮らし」「ペットテック」「メイクスペース」は今後も注目です。一方で、これまでのトレンドの延長戦上に生まれていた生活者のニーズがより細分化され、「専用収納」「スポット家電」「ゲーミング部屋」など、個々のニーズをより高いレベルで実現できる投稿も注目を集めました。
さらには、シニア層のSNS上での関心が増加し「孫のいる暮らし」「親の介護」「老後の備え」などの話題もSNS上であがるようになってきました。

2024年のトレンド予測

“節電、断熱の先にZEH”

電気代の高騰がきっかけとなり、省エネと断熱への取り組みが進み、省エネ家電や高断熱建材を取り入れる動きが進みました。その延長線上で、発電設備、蓄電設備への関心も高まり、これらの設備を複合的に活用し、生活で消費するエネルギーよりも生み出すエネルギーが上回る住宅「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」の話題も目にするようになってきました。電気代高騰に対する生活防衛の意識から生まれたこの流れは、サステナブルな住まいと暮らしへの関心へ広がっていきます。

“脱コロナで宅飲みから進化 ホームパーティ”

脱コロナで、一人であるいは家族で行われていた宅飲みが、ご近所さんや友人を招いてのホームパーティーへと進化を遂げる兆しが生まれています。コロナ禍で育まれたレシピやテーブルコーディネートなどの宅飲みノウハウがホームパーティーへと転用されることで、はじめから完成度の高いホームパーティーシーンが実現されています。ゲストルームを整える動きも並行して生まれており、外部から人を招く住まいのおもてなし系トレンドは、今後注目の動きとなりそうです。

“SNSにもシニア層の話題が介護とインテリアの両立”

SNS誕生からおよそ20年が経ちました。当時からSNSを熱心に活用していた30代は、50代になっています。こういった世代のライフステージの変化に応じて、これまであまりSNSで話題に上がっていなかった、親の介護や自身の老後に関連する話題が上がるようになっています。その中で注目を集めているのが「介護とインテリアの両立」というテーマです。オーダーメイドや介護用品でない製品を活用するなどして、暮らしに馴染んだ介護の実現が目指されています。

まとめ

今回は、2023年の住まいと暮らしのトレンドについてご紹介しました。新しい時代の暮らしに合わせて、色のある生活や省エネ・断熱、専用収納などが注目されています。また、SNS上での話題も変化し、シニア層の関心も高まっています。
2024年は、ZEH住宅やホームパーティーの進化、介護とインテリアの両立などが注目されるでしょう。

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