自分で査定価格を調べる方法
不動産会社から査定結果が届いたとき、それが妥当な結果なのかは気になるところ。
お客様ご自身で査定の妥当性を確認できるツールをご紹介いたします。
「不動産取引価格情報検索」国土交通省
国土交通省では、不動産の購入者に対して購入した物件の価格等に関するアンケート調査を実施しています。「不動産取引価格検索」では、アンケート結果に基づいた取引価格情報(実際に売買された価格)が提供されています。
対象となる物件は、宅地(土地、土地と建物)、中古マンション等、農地、林地です。
地域別に検索すると、実際に取引された物件の価格、おおむねの取引時期、物件概要(土地建物の面積・土地の形状等)、前面道路の状況、用途地域等の情報を閲覧することができます。
不動産会社が利用できる「REINS」より事例は少ないですが、2006年の運用開始から10年以上経過しており、価格の目安としては参考にしていただけるかと思います。
→不動産取引価格情報検索|国土交通省
「REINS Market Information」指定流通機構
全国のREINSの取引事例が確認できます。
「レインズ(REINS)」とは「Real Estate Information Network System(不動産流通標準情報システム)」の略で、国土交通大臣から指定を受けた不動産流通機構が運営しているシステムです。
現行の宅建業法では、不動産の売却時に専属専任媒介契約・専任媒介契約を結んだ場合に、レインズへの物件情報の登録が義務化されています。そのため、取引事例が最も多く掲載されているサイトです。
ただし、レインズは一般には公開されていないサイトであるため、情報提供を受けるためには不動産会社への問い合わせが必要です。弊社にご来店いただいた際には、取引事例に基づいて査定価格の妥当性をご説明いたします。
まとめ
査定の妥当性を調べる方法は上記のようにいくつかありますが、一般的には複数社に査定を依頼することで妥当性を調べることができるかもしれません。
では複数の査定から「一番高い査定価格を提示した会社が◎、一番低い査定価格を提示した会社が×」は果たして正解なのでしょうか。
詳しくは下記の記事で解説しておりますのでぜひご覧ください。
→「不動産査定は自動車査定と同じだと思っていませんか?」